==イベント概要=============================
日時:2022年5月15日(日)10:30~12:00
場所:葛飾区立にいじゅくみらい公園
ゲスト:長谷川太郎さん(元Jリーガー J2日本人得点王)
    佐藤愛さん(元U-19サッカー女子日本代表)
主催:金町理科大商店会、金町一番街通り商店会、金町末広商店会、プラウドシティ金町自治会 協力:金町駅北口周辺地区まちづくり協議会 
企画・運営: social football COLO(HITOTOWA INC.)
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ゴールデンウィーク明けは雨や少しどんよりした天気が続いており、荒天の場合は中止ということもあり得たため、関係者一同やきもきしていました。が、幸いにも当日は雨に降られることなく、雲により日差しもなかったため、涼しい環境下で約60名の参加者の皆さんと今年最初のサッカー版ディフェンス・アクションを楽しむことができました。※4月は防災ホッケーを実施しました。

今回のイベントのゲストは、お隣町・足立区ご出身の長谷川太郎さん(太郎コーチ)と、いつも長谷川さんと一緒に活動されている佐藤愛さん(愛コーチ)。お二人には、サッカークリニックを行なっていただきました。

「サッカーでは瞬時の判断と即時の行動が求められるので、ステップワークが非常に重要。それは災害時の初期行動にもつながる大事な技術」

というお話しを太郎コーチからいただき、ウォーミングアップも兼ねて、ステップワークのトレーニング、そしてジグザグドリブル、パスの練習も実施。子どもたちも普段やらないトレーニングに興味津々。真剣に取り組んでくれていました。

そして、サッカー防災®︎ディフェンス・アクションの中から、この日は初期行動を学ぶ「ファースト・アクション」と備蓄品を覚える「パス・ストック」にみんなでチャレンジ。

地震・津波・火災の初期行動を確認した後、「エレベーターの中で地震が起こった際の初期行動は何か知ってる?」と司会から質問したところ、「全ての階のボタンを押すこと」と即座に正解を答えてくれた小学生の男の子もいました(すごい!)。

パス・ストックでも、チーム内で役割分担して備蓄品を覚えたり、備蓄品が出てこないチームメンバーにヒントを出してあげて助け合いが生まれていたり、スポーツを通して災害時に大事なことが至るところで生まれていました。

参加してくれた小学生からは「楽しかった」という言葉をもらい、「自然と笑顔になってしまうディフェンス・アクションという防災訓練」という価値を体感してくれました。

イベント後に取得したアンケートでも、イベント満足度4.75点/5点満点(N=26)をいただき、「イベント前後での防災意識の変化」も確認できました。イベントに対する満足度だけでなく、皆さんの防災意識の啓発や向上にも少しでもお役に立てたかなと考えています。

葛飾区は、地震だけでなく、豪雨災害による水害も懸念されている地域です。災害事態を防ぐことはできませんが、被害を防ぐこと、軽減することはできます。

この日のディフェンス・アクションがきっかけになって少しでも多くの防災を始める人たち=防災一年生が生まれていたらうれしく思います。