==「COLO CUP vol.14 「川崎フロンターレと防災・共助を学ぼう」概要==
日時:2019年11月9日(土)
場所:フロンタウンさぎぬま
プログラム内容:
⑴ファースト・アクション(災害時の初期行動を学ぶ)
⑵サッカー教室(パス練習)
⑶パス・ストック(防災備蓄品を学ぶ)
⑷サッカー教室(シュート練習)
⑸トラップ・スリー(川崎市の防災ルールを学ぶ)
共催:川崎フロンターレ
後援:川崎市
企画・運営:social football COLO(HITOTOWA INC.)
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11月9日(土)澄んだ秋晴れの空の下、今回で14回目を迎えた
COLO CUP vol.14「川崎フロンターレと防災・共助を学ぼう」を開催しました。
これまでにも多くの名だたるゲストの方に参加していただいたCOLO CUPですが、
今回は、初のJクラブとの共催となりました。
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一緒にCOLO CUPを開催したJクラブというのが、
2017年、明治安田生命J1リーグ初優勝を飾り、翌年2018年には2連覇を達成し、
先日のルヴァンカップでも初タイトルを手にした川崎フロンターレ。
川崎市にも後援をいただくことができ、
COLO CUPとしても、Jクラブ・行政との初の取り組みとなった記念すべき大会でした。
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今年も多くの災害のニュースを見ることが多かったと思います。
川崎市にも多大な被害をもたらした台風19号。改めて、被害に遭われた方にお見舞いを申し上げます。
これまでのCOLO CUPは、川崎フロンターレも支援をしている陸前高田を始め、Jヴィレッジなどへの
復興支援を目的としたチャリティイベントでしたが、COLO CUP vol.14では、川崎市の早期復興を願い、
川崎市への寄付とさせていただきました。
また、川崎市の取り組みでもある様々な人と関わりを持ち、
共生していく社会の実現を目指し、障がいをお持ちの方にもゲストとして参加していただきました。
首都直下地震の発生が予測される中、いつか災害が来る。と思っていても、
なかなか防災に取り組めていない現状があります。
もちろん、被災する人の中には、障がい者も含まれます。
災害が発生した時に、自身の命はもちろんですが、多くの方に手を差し伸べることができるよう、
サッカーを通して、防災・共助の大切さを知ってもらえればと思います。
前談が長くなりましたが、早速、COLO CUP vol.14のレポートのスタートです。
今回参加していただいた、参加者の皆様は、障がい者・川崎市在住の方も含めて、50名を越える方に参加していただきました。
参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
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まず始めに、開会式を行い、social football COLOのディレクターを務める津村より、
COLO CUP vol.14の趣旨説明を行い、川崎フロンターレのスクールコーチのご紹介をしました。
〜川崎フロンターレスクールコーチの皆さま〜
・長沼 洋明コーチ
・平出 遥香コーチ
・小峰 颯コーチ
・髙 善一コーチ
・北條 雄士コーチ
※写真右から
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川崎フロンターレを代表して、長沼洋明コーチに、
「防災は自分自身はもちろんですが、地域にとっても大切で、サッカーを通して少しでも防災のことを持ち帰って欲しい。」
という、お言葉をいただきました。
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そして、COLO CUP vol.14開催と同時刻には、
川崎フロンターレ対鹿島アントラーズの試合も行われており、
試合経過も気になる中、COLO CUP vol.14が始まりました。
■ファースト・アクション
まず始めに、ウォーミングアップをしながら、災害が発生した際の初期行動を学ぶ、
「ファースト・アクション」を行いました。
コートをジョギングしながら、本当に災害が発生したと想定して、災害に対応する初期行動をすぐさま行うゲームです。
最初にディフェンス・アクションを行うチームで自己紹介を行い、
チーム内でコミュニケーションを図ります。
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チームごと自己紹介が終わり、いよいよゲームに入ります。
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災害が発生した際は、まず自身の命を守ることが大切です。
瞬時に何をしなければならないのか、頭と体で初期行動を学びました。
次は、川崎フロンターレによるサッカー教室を行い、正確なパスを身に付けます。
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流石のテクニックとスピードですね。
プロのコーチたちに本格的なレクチャーをしていただき、
参加者の皆さんも、真剣に楽しく取り組んでいました。
次に、2つ目のディフェンス・アクションで、
備蓄品の学びを得ることができる「パス・ストック」を行いました。
先ほど学んだパスを実践しながら、パスを出す際に必ず備蓄品を答え、
チームごとパスの本数を競います。
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最も多かったチームは45個の備蓄品を答えることができ、
1回目よりも答えた備蓄品の数は20個以上増えました。
災害が発生すると、生活用品や食糧などの確保が困難になるため、
日頃からの備えがとても大切になります。
備蓄品の必要日数は、7日分とされています。
かなりの量とはなりますが、被災生活を少しでも楽にできるよう、
ご自宅の備えを今一度見直してみてください。
次に、川崎フロンターレコーチの皆さんによるゲストトレーニング。
シュート練習を行いました。
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シュート練習をしている時に、
2-0で川崎フロンターレが勝っているという情報が入ると、
より一層会場が盛り上がり、シュート練習にも熱が入ります。
「正確にゴールの枠に入れること。」
「ゴールにパスをするイメージでボールを蹴ってみよう。」
川崎フロンターレのコーチの方からも、熱心なアドバイスが飛び交い、
シュートが決まるとハイタッチをするなど、
とても良い雰囲気でシュート練習を行うことができました。
そして、シュート練習も終わり、
最後のディフェンス・アクションである「トラップ・スリー」を行いました。
ボールを正確に止める技術とパス、そして川崎市の防災マニュアルを元に地域の防災ルールを覚えます。
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今回出題した問題を1問ご紹介しますので、皆さんも考えてみてください。
問題:非常に激しい雨が降り注ぎ、1時間に50〜80mmの気象予想が
出ています。災害発生のリスクとしてはどのようなことが生じるでしょうか。
選択肢A:側溝や下水があふれ、小規模な崖崩れが始まる
選択肢B:地下室や地下街に雨水が流れ込む
選択肢C:下水管から雨水があふれる
正解は、「選択肢B: 地下室や地下街に雨水が流れ込む」です。
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台風19号では、水害の被害が顕著に見られました。
神奈川県箱根町では、1日の降水量が922.5mmに達し、10月の平均降水量の3倍ものの雨が1日に降ったと言われています。
(1時間あたり最大で100mmを超える時間帯もありました。)
また、マンションの地下室が浸水したことにより、配電盤が故障し、長時間の断水や停電が発生したり、
車で避難している際に、水位が上がり車のドアが開かなくなり、
閉じ込められて亡くなってしまう人もいました。
災害の発生の危険が迫っている時は、行政の発信する情報を正確に集め、素早く避難することが必要です。
ハザードマップや地域の防災マニュアルを確認し、
どこに避難するべきなのか、事前に把握しておくことも大切です。
以上で全てのプログラムが終了しました。
参加者の方からは、
「最近、台風や地震のニュースを見ることが多いので、防災の知識を学ぶことができて良かった。」
「川崎フロンターレと防災の取り組みはとても良いと思う。」
「サッカーをしながら、防災を学ベて子どもたちも楽しそうだった。」
というお言葉をいただきました。
防災は、継続的に行っていくことが大切です。
今回のCOLO CUPを通して、ご家庭での備蓄品の確認や、
災害時の家族間でのルール決めなど、日頃から出来ることはいくつもあります。
いつ来るかわからない災害だからこそ、
自身はもちろんですが、大切な人、地域の人を救えるよう
みんなで一緒に防災に取り組んでいきましょう。
参加してくださった皆さま
ご協力してくださった関係者の皆さま
本当にありがとうございました。
social football COLOは、今後もサッカーの魅力を生かし、
防災に興味・関心をもってもらえるよう、様々な活動にチャレンジして参ります。
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[参画企業(50音順)]
・株式会社アズパートナーズ 様
・株式会社TRコンサルティング 様