東日本大震災の発生から6年。social football COLOでは、この機会に普段から応援している2つの団体の近況報告を掲載させていただきます。福島県にて活動をしている株式会社プレイノベーションからの寄稿です。

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皆様、こんにちは。株式会社プレイノベーション代表の菅家です。いつもCOLO CUPやチャリティグッズを通じて、私たちの活動を応援して頂き、誠にありがとうございます。

2011年に発災した東日本大震災とそれに伴う原発事故以降、私は故郷である福島県郡山市にUターンをし、福島の子ども支援の活動を進めております。

今回は、主に2016年に私たちが取り組んできた活動に関して大きく以下2点について報告をさせて頂きます。

①デジタルお絵かきを通じた家族の思い出づくりイベント

②子どもの健康を守る食育推進の取り組み

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①デジタルお絵かきを通じた家族の思い出づくりイベント

当社は2013年の創業以来、お絵かきアプリを通じた福島の子ども支援の活動を継続的に行っています。

 

お絵かきをはじめとした空想活動・創作活動は、子どもの心を癒し、可能性を広げます。また、小さな子どもも楽しみながら表現できるお絵かき遊びを通じた家族が関わるキッカケを届けたい、という想いからこの活動を始めました。

子どもの日に開成山公園(福島県郡山市)で開催された郡山市こどもまつりにおいて「デジタルアートお絵描き」コーナーを出展しました。

郡山市のゆるキャラである「がくと君」と「おんぷちゃん」の似顔絵を描き、そのお絵かき作品がプロジェクターに投影されることに加え、プリントアウトしてお面もプレゼントしました。

総勢300名以上の親子の方々に、楽しんでもらえた大好評のイベントとなりました。

父の日・母の日に合わせ、親子向けのイベントも実施しました。開催場所は東北最大級の屋内遊び場ペップキッズこおりやま。以前にCOLOの皆様に視察に来てくださった場所です。

年間30万人以上の親子が利用するこの遊び場は東日本大震災が発災した2011年12月にオープンしました。オープン以降、地元の親子にとっては憩いの場として、郡山市外・福島県外からも多くの親子が訪れるとても人気のある遊び場です。

 

子どもたちがおじいちゃん、おばあちゃんの似顔絵をお絵かきした後に、お絵かき作品をプリントアウトしました。

 

その後、マスキングテープと段ボールを用いて、オリジナルのフォトフレームを作成しました。最終的には作品とご家族での記念撮影も行い、終始大盛り上がりのイベントとなりました。

 

 

参加者の皆様からも以下のような嬉しいお声を沢山頂きました。

「おじいちゃんおばあちゃんに、手作りのものをプレゼントしたいと思い、参加しました。子供達もとても楽しそうに制作していたので良かったです。」

「お絵かきも楽しく出来ていました。マスキングテープでの 制作が特に気に入ったようでした。また機会があったら参加させて頂きたいです。」

次に福島県の空の玄関口である福島空港にて開催された「ふくしま おおぞらフェスタ2016」にデジタルお絵描きブースを出展いたしました。

 

当日は150名以上の親子、イベント参加者の方々に、「オリジナルの飛行機」をテーマにしたデジタルお絵描きを体験して頂きました。

②子どもの健康を守る食育推進の取り組み

福島の子どもたちの健全な発育発達を守るためにも食育の推進は年々、その重要性がより求められてきています。

そこで私たちは地元の企業・NPO・農家等が連携した食育推進の取り組みを2016年から始め、春には田植え、夏にはきゅうりの収穫体験に加え、秋にはお米の収穫祭を実施しました。

収穫祭当日は総勢38名の親子にご参加いただき、お米農家さんからの指導の下、お米の収穫体験を実施いたしました。

 

また、収穫したばかりのお米をその場で炊いたおにぎりが農家さんから振舞われ、参加者全員で美味しい新米に舌鼓を打ちました。

 

 

 

加えて、食育の秋だけではなく芸術の秋ということで、アニメ制作会社である福島ガイナックスアニメ―ターの方々による子どもたちの似顔絵プレゼントも実施しました。

 

参加者の皆様からも以下のような嬉しいお声を沢山頂いております。

「親子でとても良い経験ができました。」

「普段できない体験ができて楽しかったです。ありがとうございました。」

「子どもと一緒なので、またあれば参加したいです。」

上記のような体験イベントのほかにも食育に楽しみながら興味関心を持てるような取り組みも合わせて実施しています。その一つがアニメ制作会社・福島ガイナックス社と連携した食育アニメ制作です。

 

夏休み期間中に同社のアニメスタジオにて実施したイベントでは、アニメ制作現場の見学から始まり、アニメがどのように作られているのかを学びました。

 

ワークショップが始まると、先ずはお絵かきアプリで子どもたちがオリジナル野菜キャラクターをお絵かきし、そのお絵かき作品をその場でプリントアウトします。さらに割りばしを用いてオリジナルの人形を作成しました。

 

その後、アニメーターのご指導の下、親子で実際に本物の撮影機材とセットを用いながら、演技体験を行いました。

最終的には参加者全員が作成したアニメの上映会も行い、終始大盛り上がりのイベントとなりました。参加者の皆様からも以下のような嬉しいお声を沢山頂いております。

「キャラクターづくりや、さつえい体験が初めてで楽しかった。すごく楽しかったからまた遊びに来たいです。」

「いろいろなキャラクターを自分で作れて楽しかったです。またきたいです!☆」

「楽しく過ごすことができ、良い経験になりました」

イベントの他にも食育教材を配布する取り組みも実施しています。子育て情報の動画配信サイト「ペップキッズスクール」では、食べものの美味しい理由や農家さんの苦労話等を親子向けにまとめた動画教材を配信しています。

 

また動画に加えて食育プリントも作成し、郡山市内の小売店や小児科、子育て支援施設等でも合わせて配布をしました。

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以上は私たちの活動の一部となりますが、ご覧頂いたように、たくさんの福島の子どもたちの笑顔と成長につながる取り組みを実施することができています。

今後も福島から日本中の子どもたちが元気になるような活動を継続的に行ってまいりますので、引き続き温かく見守って頂けますと大変嬉しいです。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。