Message/代表者のメッセージ

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サッカーの感動を自分以外の
誰かへの共感につなげていきたい

social football COLO 代表 荒 昌史(HITOTOWA INC.)


きっかけは東日本大震災チャリティマッチのカズ選手のゴール

幼稚園の頃からサッカーをやっていますが、達成感と挫折感、その両方を経験させてもらって、ふりかえると人間的に成長する場だったと感じています。

しかし、2011年3月の東日本大大震災の直後に行われた、サッカー日本代表とJリーグ選抜とのチャリティマッチでのカズ選手のゴール。これをきっかけに、サッカーを社会貢献の場として意識し、”Social Football COLO”の構想を練り始めました。

あの試合は、福島原発の放射線の影響のため、日本代表の対戦相手が来日できなくなって行われたものでした。そのためチャリティマッチとはいえ日本代表の強化試合で真剣勝負。そのなかで、小学生時代から見続けてきたカズ選手のゴール。涙が自然とあふれたことを覚えています。

私自身が東日本大震災のあまりの問題の大きさに精神的にまいっていた頃だったので、とても励まされ、そして、「サッカー×社会貢献」の可能性を非常に強く感じた瞬間でした。そして、2012年9月に福島県にて開催された横浜FC主催のJ2公式戦「福島魂マッチ」のサポートをさせてもらい、さらにその可能性を感じるとともに、自分自身も「サッカー×社会貢献」事業を始めたいと強く思いました。

サッカーの感動を自分以外の誰かへの共感につなげていきたい

私はHITOTOWAという会社で、CSRコンサルティング事業、ネイバーフッドデザイン事業を行っています。この2つの事業のノウハウを活かして、”social football COLO”では、これまでにない人のつながりをつくる「サッカー、フットサル×社会貢献」プロジェクトを進めていきたいです。

それは、社会環境問題の根本には人のつながりや関係性の問題があると考えており、そして、サッカーは世界で最も多くの人々から愛されているスポーツですから、そのサッカーの感動を自分以外の誰かへの共感につなげていけたら、社会課題を一緒に解決していくような人のつながりがつくれるのではないかと、そう考えています。

社会貢献と聞くと、個人の視点だと仰々しくてむずかしいイメージや企業の視点だと本業とは直接的に無関係といったイメージがあるかもしれません。でも、実際には社会とは人と人のつながりからできているものですから、どんな人や企業にももっと身近なものなのです。

COLO CUP 、アジア、そして、ソーシャルフッボールクラブ

COLO CUP では、参画企業や参加プレーヤーを増やしていきながら、よりよい人と人のつながりをまずはつくっていき、そして、さらにCOLO CUPで得たつながりを活かしながら、アジアを舞台にアジアの課題を解決するようなプロジェクトや「ソーシャルフットボールクラブ」の創設といったビジョンにも、歩みを進めていきます。


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Profile/プロフィール

social football COLO 代表 荒 昌史

1980年東京生まれ、埼玉育ち。県立浦和西高校出身。2004年早稲田大学政治経済学部卒業後、株式会社コスモスイニシア入社(当時リクルートコスモス)。 2010年独立、HITOTOWA INC.を創設。CSR/CSVコンサルティング事業、ネイバーフッドデザイン事業、ソーシャルフットボール事業を展開している。


荒 昌史=文 加藤 遼也=写真