浦和マンションのコミュニティイベント

本イベントは、防災意識の高い浦和にあるマンション住民の方々に、防災減災に関心をもっていただくきっかけづくりとして、防災関係のワークショップや防災マップを作成するなどのコミュニティイベントを2年間で合計4回行いました!

4回目となる今回は、震災を通じて得た学びを風化させないように防災減災をサッカー・フットサルを通じ、楽しく、体感で学ぶことができる「ディフェンス・アクション」に参加していただきました。

当日は快晴!30℃近い猛暑日でしたが、屋内での開催だったのでほっとしました…

メニューが豊富なので、環境に合わせたコンテンツを提供できるのは「ディフェンス・アクション」の強みです。

そして、毎回豪華なゲストをお呼びしています。

今回のゲストは2000 年シドニー五輪出場、日本代表としても活躍し、現在は浦和レッズハートフルクラブコーチを務めている「酒井友之」さん!

イベントには大人・子ども合わせて30名以上の住民の方々が参加してくださりました。

まずはウォーミングアップ!声を出し合いながら、グループを作ってもらいます。マンション住民の交流を深めるために、しっかりとコミュニケーションを取ってもらいます。

■ディフェンス・アクション “トラップ・スリー”

あらかじめ出題された防災や震災についての3択問題の答えをチームで考え、答えを決めてからスタートします。

解答を持っているスタッフの方向に、手をつなぎながらドリブルをします。

スタッフのいる地点に到着したら、スタッフにボールを投げてもらい、それを順番にトラップ!

スタッフから解答を受け取り、帰りは外向きに円になるように手をつなぎ、背中にボールを挟んで進みます。

最後に全チームで答え合わせ!

子どもたちも積極的に参加し、身体を動かしながら、防災知識を吸収してくれていました。

■酒井さんによるサッカー教室

 

じゃんけんやハイタッチなど、親子が一緒にできるメニューが多く、初めてサッカーをする女の子も「サッカーって楽しい!」と感想をくれました!

家族で協力するメニューでは、震災や災害時に必要な「共に助け合う『共助』」の考えに似たようなものを感じました。

■ディフェンス・アクション “パス・ストック”

「パス・ストック」は備蓄品を言いながらパスをしていくというディフェンス・アクションです!

災害時に必要とされる『備蓄品』といえば何が浮かびますか?

懐中電灯・水・非常食・毛布・ラジオ…。

「ラジオには電池がいるんじゃない?」なんていう素晴らしいことに気が付く子どももいました!

1回目が終わったところで備蓄品リストを確認してみます。

「お父さんはいつも薬飲んでるから、常備薬が必要だね。」

「救急箱には何が入ってたっけ?」

子どもの発想力にはいつも驚かされます!

■借り物競争

いよいよ最後のコンテンツ!

スタート前に各チーム円陣を組みます!

「震災・災害時に必要なもの」というテーマで3問出題しました。

どの問題も答えは1つではないので、子どもたちの柔軟な解答が光りました!

3問目の「最寄りの避難所である小学校に向かう通常の道が危険な状態です。小学校に行くための別の安全な道を知っている人」では、

「私です!」と小学生が立派に手をあげてくれました。

こちらでも、震災や災害時に必要な「共に助け合う『共助』」の考えの大切さを再確認できました!

 

■閉会式

最後には酒井さんから豪華なプレゼントをいただきました。

子どもたちは大喜びでもらったプレゼントにサインをもらっていました。

 

最後に参加者、ご家族を含め皆さんで集合写真を撮影。

今回のイベントでは、普段の防災訓練とは異なり、子供が大人を引っ張っていく姿がとても印象的でした。

“世代や立場など関係なく、ボール1つで心が繋がる。”

スポーツの持つ「人と人を繋げる力」の凄さを実感しました。

social football COLOでは、「繋がり」や「お互いを助け合う心」がいざという時の「共助」に繋がることを願って、今後も継続的に活動していきます。

撮影:角田智高

文/宿本楽