みなさん、こんにちは!
9月30日に行われたCOLO CUP vol.11レポートの後編です。
今回はメインコンテンツである「ディフェンス・アクション」をお届けします!
◯ディフェンス・アクションとは?
楽しくサッカー・フットサルをしながら、防災減災のために備えておくべき知識や行動について体験と学びができるワークショップです。
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- ディフェンス・アクション①「パス・ザ・ハンドライティング」
1つの目のディフェンス・アクションは“手書き文字”を学ぶディフェンス・アクションです。
対面にいるチームメイトにボールをパス、自分も相手のところへ走って行き、お題で出されたキーワードを相手の手に文字を書いて伝達します。わかったらハイタッチ!
手書き文字、初めては意外と難しい
分かり合えた喜びのハイタッチ!
「なっが!」みなさんから漏れるコメント・・・。
キーワードはおそらく聞いたことがある防災用語なのですが、予想以上の長さに苦戦します。
特に岡野さんチームがなかなか進みません。しかもニヤニヤしています。これは・・・。
そしてチームのメンバー全員が手書き文字での伝達ができたら、座ります。
さあ、紙に答えを書いたチーム最終走者が前にならび、答え合わせタイム!
では、みんな一斉に紙を見せてください!
ダダダダダダ・・・・・・・・ダーーーーーーン!
正解は「ひなんばしょ」でした!あれ!何かおかしい人がいます!
こちらが正解の避難場所
「ひじょうくつ」って何・・・?
「ひばな」と書いたチームがあり「むしろ災害!」と突っ込まれていました。笑
怪しかった岡野さんチームの答えは「ひじょうくつ」・・・。
正解じゃないものが目立ちすぎて気をとられてしまいましたが、
みなさんは『ひなんばしょ』と『ひなんじょ』の違いはご存知でしょうか?
『ひなんばしょ』は災害が起きた直後に避難する安全な場所のこと。
『ひなんじょ』は災害が起きて住居や地域に住めなくなってしまった方が生活する場所です。
このディフェンス・アクションでは、サッカーのパス技術を学びながら手書き文字を体験しました。
「わたしは手話ができないから…」と及び腰になることはありません。
手に文字を書いてあげたり、口の動きだけでも、デフの方に伝えることはできます。
どんな方法でもいいので、ぜひ積極的にコミュニケーションをとって、助け合いましょう。
- ディフェンス・アクション②「ジェスチャー・パス・リレー」
2つ目のディフェンス・アクションは”ジェスチャー”でコミュニケーションとる練習です。
2人1組で相手のいるところまでパスをつなぎ、お題の言葉をジェスチャーで表現して相手に理解してもらいます。お題となっているのは災害時に必要な防災備蓄品です。
水を飲む様子をジェスチャー
2人で役割分担してジェスチャーもOKです。
「水」や「歯ブラシ」は比較的ジェスチャーがやりやすいのですが、
「トイレットペーパー」や「インスタントラーメン」には少々苦戦します…!
そして答え合わせ!こちらは全チームほぼ正解でした、素晴らしい〜!
ジェスチャー伝わったよ!のハイタッチ
災害時に必要な備えは覚えられましたか?
- ディフェンス・アクション③「Sign with D」
今回最後のディフェンス・アクションは”災害を表す手話”を学ぶディフェンス・アクションです。
デフの方は災害時に周囲を見れば「何か有事が起きている」ということはわかりますが、「何が起きているのか?」「なぜ逃げているのか?」ということは周囲の助けがなければ理解することが難しくなります。
そんな時、「火事だよ!」「津波だよ!」と伝えることができるようになるために
災害を表す手話をサッカーで通して学ぶのがこのディフェンス・アクションです。
まずは「火事」「津波」「雷」の3種類の手話を覚えます。
「火事」の手話は家から煙が出ている様子を表現
「雷」は両手でイナズマを描きます
さらに、サッカー面ではドリブルを練習します。
手話ごとに右足でドリブル、左足でドリブル、両足でドリブルが決められていて、
出題された手話に応じて足を使い分けてドリブルしなければなりません。
これが結構難しいんです!
「この手話の時、右だっけ?左だっけ?」そんな時はもちろん仲間が助けてくれます。
雷の手話をみて、どのドリブルか考えています
こちらは火事の手話で家を表現するところ
どの手話もわかりやすい表現なので、すぐに覚えることができます。
これらを知っておけば、もし災害時に聴覚障がいの方を身近で見かけたときも、
すぐに知らせて、避難を促すことができますね。
手話はもちろん、みなさんドリブルもがんばりました。
さて、災害時の手話、ドリブル両方覚えられたみなさんにご褒美ショット(?)です。
ブ●ゾンちえみ with Bならぬ、「Sign with D」です。夢の共演です。
……保存できましたか?
いよいよCOLO CUP vol.11も終盤です。
- 閉会式
あっという間に時間が経ち、閉会式の時間となりました。
最後は大切な、応援団体への寄付先選びです。1人1箇所、募金先を選び参加費を寄付します。
寄付先はこちらの3つの団体です。
・株式会社 plainnovation
福島県の子どもたちの笑顔づくりを支援
・一般社団法人 復興応援団
宮城県の地元の方々を中心とした復興の実現を応援
・陸前高田スポーツグラウンドプロジェクト
甚大な津波被害にあった岩手県陸前高田市にスポーツができる場所をつくる
そして、岡野さんからは「これからも恥ずかしがらずに知らない人どんどんコミュニケーションをとっていきたい」ととても前向きなお言葉をいただき、無事閉会となりました。
- コミュニケーションタイム&フリーゲーム
さあここからはコミュニケーションをとるもよし、写真をとるもよし、ゲームをするもよし。とにかく楽しそうなみなさんの様子を写真でお伝えします^^
岡野さんと日本代表が混ざるガチ試合コート、緊張。
男女いっしょになってサッカーを楽しめます^^
スタッフが愛を込めてつくったSNSパネル
デフサッカー日本代表の皆さんは本当に仲良し!
サッカーを通して防災を学ぶCOLO CUP。
有事の際も平時の際もコミュニケーションがいかに大切かを実感するCOLO CUPとなりました。
締めは参加者全員で記念撮影です!
参画企業のみなさまにもご参加いただき、約70名でのCOLO CUP vol.11となりました。
撮影の掛け声はもちろん「やじ〜〜〜ん!」
- 岡野さん待ってましたの懇親会 & クイズ大会!
コート隣接の会場にて、サッカーを通してすっかり仲間になったみなさんで懇親会♫
今回はゲストからの特別クイズ大会もあり、大盛り上がりとなりました^^
【岡野さん問題】
フランスW杯最終予選のジョボールバルで日本代表選手全員が摂っていたものは何でしょう?
①バナナ
②胃薬
③栄養剤
みなさん正解はなんだと思いますか?
正解は・・・・・・・・・・・②胃薬 です!!
当時、日本での2002年W杯が決まっている中で、98年のフランスW杯に出場できなければ日本でのW杯開催自体が危ぶまれるかもしれない…という危機的状況でした。
すべての選手が相当のプレッシャーをかかえ、ストレスで胃薬を飲まないと試合もろくにできないような状況だったそうです。
そんな危機迫る、この最終予選で初のW杯行きのゴールを決めたのは、もうみなさんお分りですよね。
- COLO CUP スタッフ後記
さて、ここからは当日運営を支えたスタッフとボランティアの活動をご紹介します。
このCOLO CUPは運営会社HITOTOWAのメンバーのほかに、「サッカーが好きだ!」「社会のために何かしたい!」「サッカーでビジネスをしてみたい!」といった気持ちをもつボランティア部隊、通称『COLORS』によって支えられています。
この日も朝はやくから15人のCOLORSが集まり、準備に勤しみました。
まずは、全員で役割と流れを確認します。
気になるところがないか、みんなで積極的に意見を出し合います。
そのあとはそれぞれ持ち場にまわり、準備とお昼ご飯タイムです!
今回はニューアイテムとしてCOLOタオルをつくりました!
大きめのフェイスタオルはサッカーでたくさんかいた汗をふくのにピッタリです♫
今回初めての試み、SNSの顔出しパネルもご用意しました!
みんな枠におさまりきらないほどの人数でとっても楽しく撮影していました。
ちなみに『COLORS』になってくださるボランティアの方を随時募集中です!
見学からでも構いませんのでお気軽にfacebookページよりご連絡ください♫
facebookページ:https://www.facebook.com/SocialFootballColo/
さて、COLO CUP vol.11の様子はいかがでしたでしょうか?
みなさんもぜひサッカーを楽しみながら防災について考える1日を過ごしてみませんか?
次回vol.12も鋭意企画中です!どうぞお楽しみに^^