2019年3月19日~24日、品川・天王洲公園にて、
ブラインドサッカーのワールドグランプリが行われていたことを
ご存知でしょうか。

世界中から8カ国の代表チームが集結し、熱戦が繰り広げられました。
ニュースでも取り上げられていたので、
日本代表の活躍を目にされた方も多かったのではないでしょうか?
※日本は大会を4位で終えました。

そのワールドグランプリが行われていた会場に隣接するピッチで、
FC東京で活躍され、現在はクラブコミュニケーターを務めていらっしゃる
石川直宏さんをゲストに迎え、
品川区内の少年少女サッカーチームと一緒に
サッカー防災®︎ディフェンス・アクションを行いました。

最初に行ったディフェンス・アクションは、おなじみ「ファースト・アクション」です。

ウォーミングアップを兼ねながら、災害時の初期行動を素早く行うこのゲーム。

以下のカードがスタッフから掲げられ、
そのカードに応じたアクションを行います。

~カードの種類~

地震…目と頭をかくしてしゃがむ(安全確保)
津波…ダッシュでもう半分のコートへ逃げる(すぐに高台へ逃げる)
火災…口鼻を抑えてコートの外へ出る
(口や鼻に手を当てて、かがみながら煙を吸い込まないようにする)
数字(3,5,7など)…書かれている数字の人数でグループを作る(コミュニケーション)

数字のカードが上がった時に、
「あと2人!」や「裏切ってこっちにおいで!笑」と言った

ゲームとはいえ、真剣な声がピッチに響き渡ります。

災害カードがあがった際、
もちろん災害に応じたアクションに戸惑う姿があったりもしますが、
周りを見ながら、自分で考えながら、
適切な初期行動にどんどんうつっていきます。

石川直宏さんも一緒に加わっていただき、
子どもたちにとっても貴重な体験になったことでしょう。

石川直宏さんにインサイドパス・対面パスのレクチャーをしてもらった後、
2つ目のディフェンス・アクション「パス・ストック」を行いました。

パス・ストックは、対面パスの練習をする際、
備蓄品を1つ言いながらパスを出すゲームです。

パスを通せた本数、つまり備蓄品の言えた数をチームで競う、
とてもシンプルなゲームです。

とは言っても、なかなか普段なじみのない備蓄品。
備蓄品リストを渡して、2分間という短い時間で、必死に備蓄品を覚えます。

そしていよいよ本番。

「水」「乾パン」と言ったよく知られた備蓄品だけでなく、

「地図」
「携帯トイレ」
「使い捨てコンタクトレンズ」
「ブランケット」
「ラップ」

と言った備蓄品名が子どもたちの口から飛び出してきます。
笑顔が溢れながらも真剣に取り組む。

ディフェンス・アクションを通じて、
そんな風景があちらこちらで広がっていました。

そばで聞いている親御さんたちにも備蓄品リストを見ていただき、
備える必要のある物資と、
その重要性・必要性についてもお話しさせていただきました。

いつ来るかわからない地震という自然災害だからこそ、
1日でも早く、1秒でも早く、災害への備えを始めることが大事です。

ご参加いただいた皆さんありがとうございました!

一緒にディフェンス・アクションをしてくださった
石川直宏さん・FC東京のスタッフの皆さん、ありがとうございました!

一人一人が災害に対する意識を高めることで
災害に強い街を創っていきましょう。