2019.03.26 須磨区防災フェスティバル開催レポート(主催:須磨消防署)
2019年3月26日、神戸市須磨消防署主催の「須磨区防災フェスティバル」にて
social football COLOとして初となる
ラグビー×防災「ディフェンス・アクション」イベントを行ってまいりました。
ここ数年、日本各地で頻発している災害への備えを目的とし、
特にこの神戸エリアは南海トラフ巨大地震の被災エリアでもあります。
また、半年後にラグビーW杯開幕を控え、
試合会場となる神戸で、大会までの機運醸成を同時に図ることも目的に、
サッカー防災®︎ではなく、ラグビー×防災と特別仕様にて
ディフェンス・アクションを行いました。
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そして、ラグビー界から9名の素敵なゲストに来ていただきました。
■JR西日本レイラーズ
清原賛(きよはらたすく)選手
古賀智彦(こがともひこ)選手
坂井博文(さかいひろふみ)選手
河野悟 (こうのさとる)選手
マネージャー:小島伸輔(こじましんすけ)様
■神戸製鋼コベルコスティーラーズ
渡邉隆之(わたなべたかゆき)選手
前田剛(まえだごう)選手
徳田健太(とくだけんた)選手
広報:近藤洋至(こんどうひろゆき)様
当然と言えば当然ですが、
選手の皆さんは、筋骨隆々で何人で押してもビクともしないような
存在感を放っていらっしゃいました。
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ゲストの方からのご挨拶でも
「ラグビーを通して、楽しく防災を学びましょう」という言葉が聞かれ、
集まった100名を超える、
地元の小学生・高校生の皆さんは真剣に耳を傾けていました。
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そしていよいよ須磨区防災フェスティバルが始まります。
最初に行ったディフェンス・アクションは、
おなじみ「ファースト・アクション」です。
ウォーミングアップを兼ねながら、
災害時の初期行動を素早く行うのがこのゲーム。
以下のカードがスタッフから掲げられ、
そのカードに応じたアクションを行います。
年齢関係なく、大きな声が聞かれて、
防災イベントとは思えないような笑顔や明るい歓声が飛び交います。
~カードの種類~
地震…目と頭をかくしてしゃがむ(安全確保)
津波…ダッシュでもう半分のコートへ逃げる(すぐに高台へ逃げる)
火災…口鼻を抑えてコートの外へ出る
(口や鼻に手を当てて、かがみながら煙を吸い込まないようにする)
数字(3,5,7など)…書かれている数字の人数でグループを作ってしゃがむ(コミュニケーション)
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最も初期行動が遅かった人には、
罰ゲーム(追加トレーニング)が待っています。
いつもはスクワットや腿上げジャンプを行なってもらっていますが、
今日はラグビー選手がいらっしゃるので、
選手への罰ゲームは子どもたちを「たかいたかい」してもらいました。
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小学校高学年の二人からすると、
とても久しぶりの「たかいたかい」だったようで、
緊張の面持ちながら、場が和んで行くことを感じられた瞬間でした。
そして続いては、
ラグビーボールをパスしながら、備蓄品を言っていくパス・ストックです。
パスを通せた本数、つまり言えた備蓄品数をチームで競う、というゲームです。
ゲームを始める前に、先ほどのファースト・アクションで作った10人組で、
自己紹介をしてもらいます。
高校生の中に1人だけ小学生がいたり、
その小学生や子どもたちをお兄さん役の高校生の皆さんが一緒に盛り上げたり、
普段見られないような光景が広がっていました。
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早速パス・ストックスタートとは言っても、なかなか普段なじみのない備蓄品。
備蓄品リストを渡して、2分間という短い時間で、必死に備蓄品を覚えます。
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そしていよいよ本番。
「水」「カップラーメン」と言ったよく知られた備蓄品だけでなく、
「携帯充電器」
「入れ歯洗浄剤」
「使い捨てコンタクトレンズ」
「ブランケット」
「アレルギー対応食品」
「サプリメント」
と言った備蓄品が、どんどん飛び出してきます。
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笑顔が溢れながらも、チームの勝利を目指して、真剣に取り組む。
ディフェンス・アクションが作り出す、
楽しみながら防災を学ぶ風景が広がっていました。
そして司会の津村から、
備蓄品の保有日数についてもお話しさせていただきました。
「水だけを取っても大人1人あたり1日3リットル必要で、
これを最低3日間、できれば7日間という保管日数が必要だと言われています。
これを4人家族とした時にかなり多くの水が必要ということになります。」
多くの方が真剣に耳を傾けてくださいました。
備蓄品に関しても、伝えなければならない情報は多岐に渡り、
限られた時間でお伝えするのが難しいのが現状です。
それでもこのディフェンス・アクションを通して、
少しでも防災に興味を持ってもらえれば嬉しいです。
ディフェンス・アクションが一通り終わった後は、小学生と高校生に分かれて、
ラグビークリニックが開催されます。
小学生は、JR西日本レイラーズの選手たちから、
高校生は、神戸製鋼コベルコスティーラーズの選手たちから、
ラグビーの真髄を学びます。
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小学生の子どもたちは、タグラグビーという、布のしっぽをスボンに挟んで、
それを取られたら攻守が交代するというゲームで汗を流します。
高校生たちは、プロの選手から直々に技術指導を受けます。
緊張と嬉しさが入り混じった表情で、
真剣に選手からのアドバイスを聞いていました。
約30分のラグビークリニックが終了。
短い時間でしたが、選手も子供達も充実の表情で終えることができました。
最後は全員で集合写真を撮ってイベントを締めくくります。
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憧れの選手からサインをもらう子どもたちも多く、
穏やかで賑やかで和やかな雰囲気の中、イベントを終えることができました。
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ご参加いただいた皆さん、お疲れ様でした。ありがとうございました。
今後もディフェンス・アクションを通じて、
より多くの方々に「防災の大切さ」を伝えていきたいと思います。