==イベント概要=======================
日時:2022年11月12日(土)10:00〜12:00、13:30〜15:30
場所:品川区立戸越小学校
ゲスト:石川直宏さん(FC東京クラブコミュニケーター、ディフェンス・アクションアンバサダー)
主催:戸越銀座商店街連合会
企画・運営:パナソニックホームズ株式会社・social football COLO(HITOTOWA INC.)
後援:品川区、品川区商店街連合会
協力:FC東京、荏原消防署、一般社団法人 戸越銀座エリアマネジメント
===============================
まちなか防災サッカー当日はポカポカした陽気に恵まれました。
午前午後の2回開催で、集まったのは総勢80名の親子。
FC東京クラブコミュニケーターで、ディフェンス・アクションアンバサダーを務める石川直宏さんをゲストにお呼びしました。開会のご挨拶では、サッカーと防災の共通点である「準備」と「協力」を合言葉に、イベントがスタートしました。
■防災ウルトラクイズ(パナソニックホームズ)
最初のプログラムはウォーミングアップも兼ねて、7問の防災のクイズに答えていく防災ウルトラクイズを実施。
例えば、このような問題。
==
首都直下地震は今後30年以内に70%程度の発生確率と言われています。2016年に起こった熊本地震は、事前の地震発生確率は何%だったでしょう?
==
正解は「0.9%」なのですが、頭を悩まされ、間違えた方も多かったようで、多くの方の印象に残った問題になりました。地震発生確率はあくまでも想定であって、それだけを鵜呑みにしてはいけないことが大事だと学びました。多くの問題に正解した方には、パナソニックホームズ社から参加賞を贈呈いただきました。
■ゲストトレーニング
ゲストの石川直宏さんからは、サッカーの基本となるパスを教わります。
パスをするときに大事なこと。パスの技術はもちろんですが、「声を出してボールを呼び込むこと」「アイコンタクト」「ジェスチャーでの指示」といった、パスを出す前、もらう前の準備と、パスの出し手と受け手のコミュニケーション、つまり協力し合うことの大事さを教えてもらいました。サッカー経験者も、初心者の方も、大人も子どもも熱心に耳を傾けていました。
■ディフェンス・アクション
この日は2つのディフェンス・アクションプログラムを実施しました。
1つ目は備蓄品を覚えるパス・ストック。そして2つ目は今初お披露目「ソナエDARUMA」という災害時の初期行動を学ぶプログラムです。
「ソナエDARUMA」は、「だるまさんがころんだ」をモチーフにしたゲームです。「だるまさんがこーろんだ」のリズムに合わせて、「だるまさんの【地震】」「だるまさんの【雷】」「だるまさんの【エレベーター(にいるときに地震が起こる)】」という災害が起こった時の初期行動を適切にすばやく行います。
地震=頭と首・手首を守ってその場にうずくまる※ダンゴムシポーズ
雷=耳を塞いで、膝を閉じてその場にしゃがむ。
エレベーター=すべての階のボタンを押す(ゲーム内では手拍子を10回する)
そして、規定のラインを超えたら、水消火器の訓練。
事前に荏原消防署・消防団メンバーの方からレクチャーを受け、「火事だー!」と大きな声で叫び、消火器の黄色のピンを抜き、ホースを火元に向け、ハンドルを握って消火剤(この日は水)を発射します。
適切な初期行動が取れるように、そして消火器でしっかりと火を消せるように。応援の声や笑い声が絶えない中でも真剣に取り組んでもらいました。
■終了後のアンケート
ディフェンス・アクションのイベントでは、終了後のアンケートで、イベント参加前と参加後の防災意識の変化を確認しています。イベント参加前は、そこまで高くなかった防災意識が、参加後には明らかに変化し、多くの方が「高くなった」と回答をいただいています。
「防災は大事」。でも「災害への備えはできていない、防災の意識は高くない」という方が多くいらっしゃいます。それでも、こういったきっかけさえあれば、意識が高くなったり、その後の防災アクションにつながったりします。地道かもしれませんが、こういった活動を続けていきながら、「災害で亡くなる人をゼロにする」ことを実現に近づけていきたいと思います。
2022年のディフェンス・アクションもこの日で終わりを迎えました。
2023年もさらに多くの皆さんに防災に取り組むきっかけを届けていけるよう活動していきます。