9月1日は防災の日として、全国で様々な防災にまつわるイベントが開催されています。
social football COLOでも、9月1〜2日の2日間にわたり、渋谷区代々木公園で開催された、
渋谷区主催の「渋谷区総合防災訓練(SHIBUYA BOSAI FES 2018)」において
ディフェンス・アクションを実施してきました。

渋谷区が主催する本イベントには、social football COLOの他にも様々な団体・企業が出展されていました。

「ディフェンス・アクション」とは、サッカーを楽しみながら、本質的な防災について学べるゲームです。

今回は、「colo coloボーリング」とフットサルクリニックの中で「ファースト・アクション」という
ディフェンス・アクションを実施しました。

「colo colo ボーリング」はすぐに解ける基本的な問題から、大人でも思わず悩んでしまう問題まで、
防災にまつわる様々な問題を出題します。正解だと思う選択肢の色のボーリングピンをめがけて、
ボールを蹴って倒すゲームで、防災減災の知識だけでなく、正確にボールを蹴る技術も求められます。

例えば成人が一日に必要とする水分の量について、皆さんはぱっと回答が思い浮かぶでしょうか。
答えは・・・3リットルが正解です。2リットルと想像された方が多いのではないでしょうか。

実は水2リットルにプラスして、食べ物から摂取する水分(1リットル)の計3リットルが必要とされています。
このような防災にかかわる知識を、サッカーをしながら学ぶことができます。

中には何回も挑戦してくれるお子さんも。お子さんだけでなく、保護者の方も一緒に問題に挑戦してくださいました。

今回のフットサルクリニックには、Fリーグ・フウガドールすみだで活躍し、
フットサル日本代表経験もある諸江剣語選手(9月1日)と田村佳翔選手(9月2日)に
ゲストとしてお越しいただきました。

1つ目は災害時の「初期行動」を学ぶ「ファースト・アクション」。
ジョギングをしている途中に、スタッフが急に「火災」「地震」「津波」といったカードを掲げます。
それを見た参加者は、自分の身を守るため素早く必要な動作を行います。

火災 ・・・ 口と鼻を抑えてコートの外に出る
地震 ・・・ 頭と目を守ってしゃがむ
津波 ・・・ 走って反対側のコートに逃げる(高台に逃げる)

そして、数字が出された際には、その数字の人数のグループをつくります。
このゲームによって、参加者同士のコミュニケーションが生まれ、共助のきっかけづくりにもなります。

そして2つ目には、ゲストコーチによるフットサルクリニックです。

諸江選手、田村選手から、まずは基本的なパスの出し方と止め方を教わります。
ボールの持つ魔力なのでしょうか。表情は真剣そのもの。
子どもたちは大きな歓声をあげながら笑顔でボールを蹴っています。

そしてパスの練習が終わった後は、みんなで実践。
子どもも大人も夢中になって、ボールを追いかけます。
老若男女問わず、みんなで一緒に楽しくサッカーと防災について学ぶことができました。

今回は二日間合計で 334 名の方々にディフェンス・アクションにご参加いただくことができました。

休日の代々木公園は人通りも多く、
参加者以外にも多くの方々にディフェンス・アクションの様子を見てもらうことができました。
今後も、social football COLO ではサッカーを通じて多くの方々に
防災に興味・関心を持ってもらえるよう活動してまいります。