2014.1.11 / COLO CUP vol.03:レポート
2014年1月11日に開催したCOLO CUP vol.03の様子をお届けします。
『人が集まれば、そこには何かを変える“チカラ”が生まれる。』
ひとりでは出来なかったことも、声を出し、動くことで、まわりが助けてくれる。
人それぞれ得意なことがあり、皆が集まりチカラを出し合う事で 想像以上のことが実現する。
そんな、人と人をつなぐfootballのチカラ。
● 開会式・ゲストの加藤久さんのお話
年が明けて間もない、うららかな冬晴れの土曜日。
第3回目を迎えたCOLO CUP当日は、まさにfootball日和でした。
今回のゲストは、COLO CUP vol.01でもゲストコーチを務めて頂いた元サッカー日本代表で現ジュビロ磐田GMの久(きゅう)さんこと、加藤久(かとうひさし)さん。
開会式では久さんご本人から、今回からCOLO CUPの応援団体のひとつにも加わった、久さんが陸前高田市で行っている、芝生のスポーツグラウンドづくり、クラブハウスづくりプロジェクトについてのお話を伺いました。
2011年からスタートしたこの活動は、地元のみなさんと協力して進められており、現在では芝生のグラウンドに加え、地元の気仙杉を使用した柵が完成しているとのこと。
そして今年は、子どもたちが着替えたりするだけではなく、大人が寛いだり、人が集まる場所としてグラウンドに併設されたクラブハウスをつくる計画が進められていてます。
そのためには、さらなる資金調達と協力者がまだまだ必要だそうです。
COLOも、COLO CUPにご参加いただいているみなさんとともに、この活動を応援していきたいと思います。
[陸前高田スポーツグラウンド・クラブハウスづくりプロジェクト]
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・加藤久さんインタビュー
● Talk
● SOCIOS.FC(ソシオス)によるウォーミングアップ
前回に引き続きサポートに来てくれた、東京都女子サッカーリーグ1部に所属するSOCIOS.FC(ソシオス)の背番号38・米澤茜選手、背番号12・古林香澄選手がウォーミングアップの指導を担当してくれました。
本来、ウォーミングアップの指導は各回のゲストコーチにお願いしているのですが、久さんは大変残念ながら、天候と交通の都合で急遽予定を繰り上げ、開会式のあとすぐに岩手県大船渡市に発たなければならなくなったのでした。
楽しみにしていた参加者のみなさんには、残念な思いをさせてしまいましたが、久さんも「みなさんと一緒にサッカーができなくて残念です。次に来るときは、みなさんのためにハードなメニューを用意してくる」とおっしゃっていました。
そんな中、久さんの代役を見事にこなしてくれたソシオスのお二人の指導のもと、ストレッチなどを入念に行いました。お正月に怠けていた身体がさっそく呻いている方もいれば、とっても身体が柔らかい方もいらっしゃいましたね。
なにはともあれ、スポーツをケガなく楽しむためには、準備運動。とても大切なことです。
[SOCIOS.FC]
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● 参画企業・団体の熱い対抗戦
まずは肩ならしに、企業・団体のチーム対抗戦を行いました。
vol.01から年間でご参画頂いている、アズパートナーズさん(シニア事業及び不動産事業)は、同じ会社同士の「アズ対決!」。
こちらも年間参画企業である、TRコンサルティングさん(総合不動産コンサルティング)の相手は、野村不動産の従業員組合で「不動産対決!」。
今回初参加の、東雲グループ 司法書士法人・行政書士法人 星野合同事務所さんは「所内対決!」。
オールオートバックスセブンユニオンさん(カー用品販売のオートバックスの労働組合)vs UAゼンセンビックカメラ労働組合さん(家電販売のビックカメラの労働組合)の「小売対決!」。
それぞれが白熱した戦いとなり、周りの応援も盛り上がっていました!
同じ会社や団体に所属していても、部署や働く場所が違えば、日頃コミュニケーションをうまくとれないこともあります。でも、こうやってひとつのボールを追いかけ、パスをつないで、一緒に悔しがり、喜んだりするうちに、気がつけば同じ時間を楽しんだひとつの仲間に!
こうして出来た縁で、会社の中でも同じ目的に向かい、助け合える仲間としてつながることができたら、とても素晴らしいですね。
● 気もちもつなげる、手つなぎゲーム
これは私たちCOLOの初挑戦。COLO CUPで私たちが目指すことを伝えたくて、オリジナルのワークショップ「手つなぎゲーム」を行いました。
このゲームによって、企業・団体ばらばらの、バランスの取れた本日限りのチームをつくる事が目的です。
まずは社内で、それから少し社外にでて、最終的には一人の人として、新しい仲間と巡り会い、
ボールを蹴り、楽しいひとときを共有するためのゲーム。
3、4人で1チームとなり、決められたフィールドのなかで、手をつなぎ、自分たちのボールを守りながら、他のチームのボールを枠の外に蹴りだします。
つないだその手をギュっと握りしめ、決して離してはいけません。
たしか、小さい頃遊んだ手つなぎ鬼って、こんな感じでしたね。
それこそ子どものように、みんなの笑顔があふれるコートはいい眺めです。
● 手つなぎゲームで出来た8チームの対抗戦
手つなぎゲームによって出来上がったそれぞれのチームで、フットサルの対抗試合を行いました。
その日限りのチームでしたが……果たして試合の方はどうなったのでしょうか?
● 頼もしい仲間、COLORS(コローズ)
そう、今回私たちsocialfootball COLOにとって、力強かったのは今回から発足されたボランティアスタッフ「COLORS(コローズ)」のメンバーたち! なぜCOLORSかって?
それはCOLOとCOLOR!
COLORSは、私たちCOLOに彩りを加えながら、ともに前に進んでくれるとても頼もしい存在なのです。
COLORSは大会運営に新しいアイデアをもたらし、COLO CUPではそれぞれの参加企業に専属のサポートとして就いて、試合を盛り上げたり、合間には応援団体や参画企業の資料を見ながら参加者と相談する風景も。本当に大活躍でした!!
● 最後に……ところで、COLO CUPって?
周囲や人に対する緊張や距離を壁に例えると、その壁はたったひとつのボールが簡単に壊してくれる。そんな“チカラ”がfootballにはあります。
今回の参加者は、大人と子ども、初心者と上級者、女性と男性、会社や団体、立場や年齢みんなバラバラ……。だからこそ、みんな周りをよくみて、ちゃんと声をだして相手に伝えようとすることが必要です。
このように、COLO CUPは支援先を通じて社会貢献を行うだけでなく、footballで「社内・社外・社会(支援先)」とのつながりを参加者みんなが楽しみながらつくることができる場です。
そう考えると、だれかとつながりをつくることは特別なことではなく、とても身近なものですよね。
● COLOバンド
参加者であることの目印となるだけでなく、閉会後、ひとりひとりがこれにに名前を書いてポストすることで、自分が応援したい団体を選択できるバンドです。個人の参加費は選択した応援団体に全額寄付されます。
● 久さんが、COLO Tシャツへ書いてくれたメッセージ
「ぼくらはいつも皆さんのすぐ隣にいます」
この言葉には、東日本大震災以降、現地の方々と一番近い場所で被災地の復興支援活動にとりくんでいる久さんの熱い想いが詰まっています。
久さんは、現地の方々の生活に近いところで、人の想いをとても大切にして活動されてきました。今回COLO CUPにゲストとして来て頂き、現地の様子をお話してくださったことで、被災地から離れて暮らすわたしたちにとっては、改めて被災地の今を少しでも感じることができた時間だったと思います。
決して現地に行くことだけが支援ではなく、現地の状況を知ろうとすること、そして自分に置き換えて考えることもそのひとつです。
その想いを持った参画企業や参加者の方々がCOLOに共感し、一緒にボールを蹴ること、それが大きなチカラにつながることをCOLOは信じています。
● 寄付金について
COLO CUP vol.03では、6団体、計57名(うち子ども一人)のみなさんに寄付を頂き、また、複数口の寄付を頂いた方もおり、合計12,1000円が集まりました!
COLO CUPでは、コート代などの運営費を参画企業にご負担頂き、参加費は個人が選択した応援団体に全額寄付されます。
[年間参画企業]
・株式会社アズパートナーズ
・株式会社TRコンサルティング
※年間参画企業の情報はこちらをご覧ください。
● Chance Makers
[vol.03 参加企業・団体]
・東雲グループ司法書士法人・行政書士法人星野合同事務所
・オールオートバックスセブンユニオン
・野村不動産従業員組合
・UAゼンセン ビックカメラ労働組合
[vol.03 寄付先(応援団体)への内訳]
・日本ブラインドサッカー協会 25,000円(vol.02からの累計101,000円)
・陸前高田プロジェクト 62,000円(今回から応援団体に追加)
※応援団体の情報はこちらをご覧ください。
● Change Makers
COLO CUP vol.03
● Photo Album
次回COLO CUP vol.04は3月下旬に開催予定です。まだまだ企業や組合・団体のみなさまのご参加をお待ちしておりますので、ご興味のある方はぜひお問い合わせください!
● Contact
text:大西香奈恵
Photo:加藤遼也、川端拓也