==イベント概要==================================
日時:2022年6月12日(日)10:00〜12:00、14:00〜16:00
場所:広島サンプラザ 
ゲスト:森﨑浩司さん(サンフレッチェ広島アンバサダー)
主催:わんぱく大作戦(TSS テレビ新広島)
企画・運営: social football COLO(HITOTOWA INC.)
協力:サンフレッチェ広島
写真提供:サンフレッチェ広島
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梅雨入り直前の6月12日。昨年11月に行なった呉市に続き、広島市内でディフェンス・アクションを実施しました。
テレビ新広島の主催する「わんぱく大作戦」という広島県内の小学生の成長を応援する企画。今回は「サンフレッチェ広島 わんぱくディフェンス・アクション」として、60組の子ども連れの参加者の方と一緒に、サッカーを楽しみながら、防災を学びました。

広島で行なうディフェンス・アクションでは、ゲストによるワンポイントサッカーレッスンとミニ親子サッカー(試合)のサッカー要素も盛りだくさんのプログラムだけでなく、参加者同士のチームワークを高める「防災アイスブレイククイズ」を実施しています。

「防災アイスブレイククイズ」では、近年特に広島県内で増えている大雨・豪雨災害に関する問題を2問、南海トラフ沖地震に関する問題を1問出題。チームで力を合わせて答えを出してもらいました。どんな問題が出題されたかをここでご紹介します。

一問目の正解はC。
「非常に激しい雨」と予報では使われます。Aは10〜20ミリ(やや強い雨)、Bは30〜50ミリの雨(激しい雨)です。1時間に30ミリを超えると災害の危険性が高まると言われています。傘を広げた時の面積が1平方メートルのため、1時間傘をさして立っていたとすると、1リットルサイズの牛乳パックが50本分傘の上にたまるといったイメージです。「激しい雨」「非常に激しい雨」という言葉が聞こえたら、避難などの自分が取るべき行動を考えましょう。

第二問。正解はC「約45000ヶ所」。
広島県は日本で一番多くの土砂災害警戒区域が指定されています。その数は47,706箇所。2位はお隣の島根県で、約32,000箇所。広島県の3分の2程度なので、その数が際立ちます。1問目のようにぜひ雨の災害に関する情報のアンテナを立てるようにしましょう。

第三問。正解はB「37分後」。
Aの12分後は呉市、Cの49分後は坂町の想定です。広島市では最大の震度が6弱、最大津波が3.6mと想定されています。たったの30分程度で津波に襲われる可能性があります。よく想像して見てください、30分というと、揺れが収まって心が落ち着くまでが10分、インフラや災害の情報収集をしていたらあっという間に30分は経ってしまいます。特に沿岸にいる場合、沿岸にお住いの方は、揺れたら津波が来るものだと思って、すぐに高いところに避難するようにしましょう。

チームで協力して話し合って正解を導きだせ!(防災アイスブレイククイズ)
チームで協力して話し合って正解を導きだせ!(防災アイスブレイククイズ)
見事正解!
あっぱれ!大正解!

それ以外にも実施したディフェンス・アクションは、恒例の初期行動を学びながらウォーミングアップをする「ファースト・アクション」。パス練習をしながら、備蓄品を覚える「パス・ストック」を実施。この機会に改めて備蓄品について考えるという方もいらっしゃいました。

地震が起きたらダンゴムシポーズで頭を守ろう
火事の時は口と鼻を覆って屋外退避
ゲストのこうちゃん(森崎浩司アンバサダー)も真剣に備蓄品を覚えてます
覚えた備蓄品言えるかな?

イベント後のアンケートでは、多くの方がイベント参加前後で防災に対する意識が変わった(高まった)と回答してくださいました。また、「お子さんに防災を伝えるにあたって、サッカーを絡めて伝えることで楽しそうに学んでいた」という声も聞かれ、改めてディフェンス・アクションで伝えられる防災の大切さを実感しました。

防災に対する意識が大幅にアップ!
スポーツ×防災の可能性が見えました

毎年7月初旬になると、全国的に豪雨が発生し、災害が頻発しています。いま一度ご家庭の防災対策や備蓄の見直し、ハザードマップの確認を行い、災害に備えていきましょう。